目次

<IT>
2009年度 基本情報技術者のよくわかる教科書

<会計>
決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法
美容院と1000円カットでは、どちらが儲かるか?
マンガ 餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?


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決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法

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<概要>

企業をお金の面で評価するための財務3表の見方を、事例を含めて分かりやすく解説。

<対象>
全てのビジネスマン。


<感想>
会社のお金のしくみを理解するのにもってこいです。非常にオススメ。
こちらの本を組み合わせて読むとより理解が深まります。

<内容>

1.イントロダクション
財務3表とは、企業で使われている3つの決算書のことで、構成と役割は以下のようになっています。

@貸借対照表(B/S) ⇒ 会社の今の状況を表す
A損益計算書(P/L) ⇒ どれだけの収益があったか表す
Aキャッシュフロー計算書(C/S) ⇒ 会社にどれだけの現金があるか表す


これらの情報は、投資家や債権者にとって企業の実態を知るために非常に重要な判断材料になります。また、ビジネスマンにとっても自分の会社が上層でどんなことが行われているか、トップがどんなことをしようとしているかを会計面から知ることができる有用な情報になります。

会計は簿記の知識が必要になると思われがちですが、簿記は「決算書を作るための分野」であり、決算書を読み解いて会社について考える分野ではないため、「会計の知識をつけるために簿記をやろう」と意気込むと、僕みたいに途中で「なんでこんなことやってるんだろう?」とドツボにハマる可能性があります(笑)



2.財務3表が示すもの
会社は「お金を集め」、「何かに投資し」、「利益を上げる」というプロセスで活動していますが、財務3表は、これらの活動を理解するための道具です。

1)貸借対照表
会社の今の状況を表すものですが、具体的には
@どこからお金を集めてきたか(負債の部、純資産の部)
Aお金をどう使っているか(資産の部)

で構成されています。
会社を見るときには売上や利益にまず目が行きますが、今の会社の状況や会社のこれからを判断するためには、下記の損益計算書よりも重要だといえます。

2)損益計算書
売上と費用、そしてその差分の利益を表すものです。
財務3表の中では最も分かりやすい決算書ですし、ほとんどの人がまず目を向けるものだと思います。

利益は、いくつかに分類することができ、それぞれ評価項目は異なります。
 売上:会社全体の売上
 粗利:売上から原価を引いたもの
 営業利益:粗利から営業活動に必要な費用を差し引いたもの
 経常利益:営業利益から本業以外の損益を差し引いたもの
 純利益:経常利益から臨時に発生した損益を差し引いたもの


企業が追い求めるべきは売上ではなく利益です。これを見れば分かるように、利益=売上−費用なので、売上があるから、必ずしも会社が優れているわけではありません。逆に売上を出すために膨大な費用がかかればほとんど利益は出ないことになり、会社を圧迫することになります。

そして注意しなければならないのが、利益があるから、会社には同じだけのお金があるわけではないということです。なぜかというと、会社での売上の大半が「売掛(簡単に言うとツケ)」なので、売掛で売上が上がっても、すぐに現金が入るわけではありません。

3)キャッシュフロー計算書
会社にどれだけの現金があるかを表すものです。
利益が上がっても現金がなければ、研究や設備に回すお金がなくなりますし、下手すれば銀行に返す金がなくなって黒字倒産にもなりえるので、現金を表すことは非常に重要です。

キャッシュフロー計算書は
@営業キャッシュフロー ⇒ 利益による現金
A投資キャッシュフロー ⇒ お金をどこに投資したか
B財務キャッシュフロー ⇒ お金をどこから集めてきたか

で構成されています。
これら3項目を、プラスになっているか、マイナスになっているかを見ます。
営業キャッシュフローがプラスになっていれば、利益で現金があることがわかりますし、投資キャッシュフローがマイナスになっていれば、会社がちゃんと設備などにお金をかけていることが分かります。また、財務キャッシュフローがプラスになっていれば、銀行から借金をしたことが分かりますし、マイナスになっていればお金を返したことが分かります。

つまり、キャッシュフロー計算書はただ現金を表すだけじゃなく、会社の行く先を判断することができるのです。



3.会計で注意するべきこと

1)会計は企業をお金の面でしか評価しない。
決算での成績が良いからといっても、従業員にとって良い会社がどうかは分かりません。本当に良い会社か評価するためには、数字では分からないことが多くあります。

2)会計は主観的
会計は自然科学のように真理を追究するものではなく、一定のルールで運用されるものですが、会社のルールの採り方によって決算書の中身は変動します。例えば、利益=売上−費用ですが、費用の考え方を変えることで決算書の利益を見かけ上増加させることができます。

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<概要>

1)会社経営のための情報システム導入
2)経営判断に必要な、適切な会計情報

<対象>
SE。

<内容>
美容院と1000円カットというタイトルだが、本質はそこではなく、タイトルは人を惹くためにつけたようなものである気がします。

リアルタイムな経営判断のための情報システム

会社の状況を知るためのデータ管理に、ERPシステムを使う。
そのためには経営に必要な情報を経営者が定義し、必要な機能を提示しなければ、意味のない情報に踊らされることになります。

前提)
 ERPヒト・モノ・カネを統合的に管理して、最大の成果を引き出す概念
 ERPシステム:ERP実現のための情報基盤
 ERPパッケージ:ERPシステムのために、あらかじめパッケージ化された製品
 データ:数値
 情報:データに目的を与えてまとめたもの。
    その瞬間の状況を表したものであり、鮮度が落ちれば役に立たない。
 知識:情報を体系化し、経験によってより固定化されたもの。

経営に必要な情報を、必要な時に視える化するための手段がERPシステムです。ERPでの「最大の成果を上げる」とは、経営者がリアルタイムで状況を把握し、すぐさま手を打つことです。すなわち、現行業務を把握・管理するためにERPパッケージが形を変えていくものであって、ERPに無理矢理業務をあわせていくものではありません。ただし、ERPシステム導入の前提として、業務のヒト・モノ・カネの管理を統合しておく必要があります。


適切な経営判断のための原価管理

 利益 = 売上 − 費用
である。さらに売上と費用は密接に関係しているように見えて、ほとんどが別で発生している。つまり、費用をかけたから売上UPに繋がるわけではありません。
もっと分かりやすく言うと、費用のほとんどが直接価値を生んでいないということです。

利益を上げるには、費用を下げることが重要ですが、売上のための費用と直接売上に関係しない費用に分ける必要があります。

利益を正確に把握するためには、正しく原価管理がされていなければなりません。正しい原価管理とは、原価を単価と数量に分けて積み上げたもの。この考えだと、原価が高ければ数量が単価のどちらかに異常があることが分かります。


責任の明確化


同じ会社であっても、各部門は別々の責任があります。部門ごとに自分達の範囲の責任を受け持つことで、個別の部門が有機的に連結して機能させることができます。
 経営者  ⇒ キャッシュフローに対する責任
 営業部門 ⇒ 貢献利益、回収責任、在庫責任
 製造部門 ⇒ QCDに対する責任 
など



以上、まとまっているようで全然まとまっていない内容でした。特にタイトルの付け方がまだヘタだなぁと思います。

さて、自分は製造業の情報システム部門で働いていることもあって、とても面白かったです。情報システムの目的、自分達が扱っている情報がなんなのか、ということに目を向けるための良い材料になりました。オススメです。
ただし、「限界利益」などの基礎的な会計知識がないと内容についていけないかもしれません。

蛇足ですが、ERPパッケージを業務に合わせるのはなかなか難しいと、傍で見ていて思います。
posted by Yusuke Komura | Comment(0) | TrackBack(0) | 会計 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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